肌のタイプを正確に知ることは、肌の手入れや化粧品を選ぶうえでとても大切なことです。
けれども、自分がどのタイプなのか、知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
荒れ肌、脂性肌、にきびができやすいなどなど、肌質の違いはいろいろあります。
でも、一般的には、ドライスキン、オイリースキン、ノーマルスキンの3種類に分けます。
肌質を判断する方法としては、
器械などを使って、肌のPH(ペーハー)値を測定したり、
角質の水分量を測ってみたり・・・
いずれも専門的な判断で、しかも、化粧品売り場に行って・・・
勧められた化粧品を買わなければいけなくて・・・
なーんてことは、ありませんか?
ここでは、もっと気軽に自分の肌質を診断する方法をお教えいたしましょう。
それと、肌質の特徴もね。
肌タイプの決め手となるのは、主に皮膚から分泌される皮脂の量です。
つぎの方法は、この皮脂量を、利用していきます。
だれでも、洗顔後は肌がつっぱる感じがしますね。
これは、洗顔によって肌の油分が失われるために起こります。
このつっぱる感じがどのくらいの時間で消えるかを測ってみましょう。
厳密なものではありませんが、およその目安を30分とします。
洗顔後30分で肌のつっぱり感が消えるようならノーマルスキン。
40分以上かかるのなら、ドライスキン。
20分以内でつっぱり感が消えるのなら、オイリースキンと考えていいでしょう。
いかがですか?
それから、もうひとつの診断法。
あぶら取り紙を、お持ちですか? これを使う方法です。
まず、石けんで洗顔してください。すすいだ後は、何もつけてはいけません。
そして、1時間後・・・
ペーパーで、ほほの部分をおさえてみてください。
ペーパーが透明になるようなら、オイリースキン。
ほんの少し透明なら、ノーマルスキン。
まったく変化がないのなら、これは完全にドライスキン。
洗顔後、しばらくそのままで・・・なんて少し乱暴な方法ですが、ぜひ、試してみてください。
ただ、付け加えておきたいのは、肌タイプはそれほど単純ではないということ!
顔の部分によって、季節によってかなり違ってきます。
ひとつの目安として、お試しいただくのがよいかと、思います。
ドライスキン(乾性肌)
肌質を決定するのは、角質の水分量と皮脂の分泌量です。
皮膚のもっとも表層にある角質層には、普通20~25%ぐらいの水分を含んでいるといわれます。
水分が10%以下になると、肌のみずみずしさは失われ、全体にカサカサしてきます。
この状態が、乾性肌(ドライスキン)です。
角質の水分は、汗や皮脂などによって体内から供給されます。
そのほかにも、外界の湿度によっても変化します。
冬の乾燥期には皮膚も水分が少なくなり、かさかさしてきますし、湿度の高い時には、その水分を取り入れるようになっています。
角質の水分は、そのままだとどんどん蒸発してしまいますが、これを防ぐのが、皮脂の役割です。
ですから、皮脂の分泌量が減少してしまうと、角質の水分は失われてしまい、肌は乾燥しやすい状態になってしまうわけです。
肌に艶や張りがなくなり、角片がはがれやすくなって、粉をふいたようになってしまいます。
普通、油と水は交じり合わないと考えられていますが、肌の上では、皮脂と汗とがうまく混ざり合って、皮脂膜というものを作っています。
この皮脂膜が、外界の刺激に対して、皮膚に抵抗力をつけてくれています。
乾性肌の人は、この皮脂膜の形成が弱く、抵抗力がないので、肌荒れや、かぶれが起こりやすくなります。
カサカサしているために化粧ののりが悪いというのが、この肌の特徴ですが、一般的に、肌のきめが細かいといえます。
乾性肌のあなた!この長所をどう生かしていけるかは、日頃のあなたのお手入れ次第ですよ。
オイリースキン(脂性肌)
脂性肌は、角質の水分は正常ですが、皮脂の分泌が比較的多いことが特徴です。
見た目には、肌に艶がありますが、皮脂が過剰なために、肌がぎらぎらすることがあります。
冬でも、肌がカサつくことはあまりなく、肌荒れを起こすということもありません。
しかし、皮脂で肌がべたつくために、空気中のほこりなどがつきやすく、汚れやすいので、ニキビができやすいのです。
乾性肌と比べると、肌のきめは粗く、化粧崩れがしやすい肌です。
肌質は、変化します。
同じ人でも、あるときは正常な肌、あるときは乾性肌というようなことは、いくらでもあります。
肌質は、さまざまな原因で変化します。
気候、生活環境、心身の健康状態、年齢などで大きく左右されます。
自分の肌を、脂性肌と決めつけて、肌が変化しているにもかかわらず、ずっと脂性肌のお手入れをしていたら、あなたの肌はどうなるでしょうか?
肌質とは、本質的に、便宜上分類しているだけで、乾燥肌、あるいは脂性肌の要素を持っているというだけだと思ってください。
あとは、その時の肌の状態を見極めて、判断することが大切です。